宮崎日日新聞

　産地偽装などふるさと納税返礼品の不正が全国で相次ぐ中、２０２２年度寄付額が４６６億円と全国３位の本県では、各自治体がチェック体制の強化を急いでいる。昨年返礼品提供事業者の不正が発覚した都城市は独自に、業者への立ち入り調査に乗り出す。他の自治体でも、違反や処分などのルールを厳格化したり、返礼品を抜き打ち検査したりと対策を模索する。

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　インターネットを利用した詐欺などサイバー犯罪に関する県警への相談が年間２千件前後で高止まりしている。歯止めをかけようと県警は３月にサイバー戦略局を新設。昨年、被害件数が大幅に増えたインターネットバンキングの不正送金への対応、ウイルスやアプリの解析、サイバー空間のパトロールなどに力を入れる。

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【写真】サイバーパトロールを行う県警サイバー戦略局の警察官＝宮崎市・県警本部

　天空の花畑―。霧島連山・高千穂峰と中岳の谷間にある鹿ケ原（小林市）で、ミヤマキリシマの群生が見頃を迎えた。風雪に耐え、ようやく咲かせたかれんなピンク色の花を観賞しようと、多くの行楽客が訪れている。

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【写真】かれんなピンク色のミヤマキリシマが見頃を迎えている霧島連山の鹿ケ原＝１８日午前、小林市

　サッカーＪ３第１４節第１日は１８日行われ、テゲバジャーロ宮崎は琉球と敵地で対戦し、１―２で敗れた。

　自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた同党の政治資金規正法改正案が１７日、国会に提出された。宮崎県関係国会議員は自民議員らが「改革と政治活動が両立した案」「野党としっかり協議して成立を目指す」とする一方、野党の２氏は「抜け道だらけ」「反省に欠ける」と批判。来週からの国会論戦を前に、自民と野党の隔たりは大きい。

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　女性をホテルに無理やり連れ込み、性的暴行を加えるなどしてけがを負わせたとして、不同意性交等致傷の罪に問われた元宮崎市議西本誠＝スーパークレイジー君＝被告（３７）＝宮崎市宮崎駅東３丁目＝に対する被告人質問は１７日、宮崎地裁であった。事件の原因について「（市議になり）勘違いやおごりがあった」と述べた。被害者には謝罪を繰り返した。

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　神楽や西都原の桜など、風土をモチーフに描き続けた宮日美展無鑑査で郷土画家の弥勒祐徳（みろく・すけのり）さん＝西都市三納＝が１６日午後１０時３５分、老衰のため宮崎県西都市の介護老人保健施設で死去した。１０５歳。西都市出身。通夜は１８日午後６時から、葬儀・告別式は１９日午前１０時半から、西都市右松３の１８、プリエール西都「秋桜」で。喪主は長男猛（たけし）さん。

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【写真】西都市の三納川の堤防近くで制作に取り組む弥勒祐徳さん＝２０１９年４月

　宮崎県都城市消防局は２３日から、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を活用して救急搬送時に受診歴などを照会する「マイナ救急」の実証事業を、全国に先駆けて開始する。かかりつけ医や服薬歴などを迅速に把握し、円滑な救命活動につなげる。総務省消防庁が１７日、同市消防局を含め事業を始める３消防を発表した。

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【写真】マイナ救急の実証事業のため、都城市消防局に配備されたタブレット端末やカードリーダー＝１７日午後、同市

　自民党の武井俊輔衆院議員（４９）＝比例九州＝が同乗する事務所の車が宮崎県日南市の国道を制限速度を３１キロ超過し走行した問題で、党県連の星原透会長らは１７日、党本部を訪れ、武井氏が立候補を予定する次期衆院選宮崎１区の厳しい情勢認識などを伝え、指導を求めた。対応した梶山弘志幹事長代行は本人に伝達する意向を示したという。

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　日本相撲協会は１７日、宮崎県延岡市出身で元幕内の西幕下１１枚目、琴恵光（３２）＝本名柏谷充隆、佐渡ケ嶽部屋＝が現役を引退し、年寄「尾車」を襲名すると発表した。今後は佐渡ケ嶽部屋で後進を指導する。２０１８年７月名古屋場所で本県出身力士では４４年ぶりの新入幕を果たし、昨年１１月の九州場所まで通算２９場所、幕内の座を守った。最高位は東前頭４枚目。

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　国の天然記念物に指定されている宮崎県串間市市木・幸島で、例年より早く野生のニホンザルの出産シーズンが始まった。母猿の胸に優しく抱かれた赤ちゃんが、かわいらしい姿を見せている。

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【写真】母猿に守られながら周囲を見渡す赤ちゃん猿＝１７日午前、串間市・幸島

　宮崎県は１７日、大規模災害に備えて他自治体からの応援職員受け入れ手順を定める「受援計画」について、３月末時点で三股、高原、国富、五ケ瀬の４町が未策定であることを明らかにした。同日の県議会防災減災・県土強靱（きょうじん）化対策特別委員会で説明した。

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　小兵ながらスピード感あふれる取り口で宮崎県民を沸かせてきた力士が、土俵に別れを告げた。延岡市出身で元幕内の西幕下１１枚目、琴恵光さん（３２）＝本名柏谷充隆、佐渡ケ嶽部屋＝の現役引退と、年寄「尾車」襲名が１７日、発表された。活躍を見守り続けた両親や関係者からは「誇りに思う」「今後は指導に全力を」などとねぎらう声が聞かれた。

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【写真】引退を発表した琴恵光関をねぎらう父柏谷正倫（右）、母多美さん＝１７日午後、延岡市山下町２丁目の「ちゃんこ松恵」

　近代看護の基礎を築いたナイチンゲールの誕生日にちなんだ「看護の日」（１２日）と「看護週間」（１２～１８日）をＰＲするラッピングバスの出発式は１７日、宮崎県庁であった。看護の日キャラクター「かんごちゃん」などがデザインされたバスが宮崎市内を同日限定で巡回し、若者らに看護職の魅力をアピールした。

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【写真】「看護週間」をＰＲするラッピングバスと記念撮影する関係者ら＝１７日午前、県庁

　宮崎県高鍋町上江の高鍋湿原で、ハッチョウトンボが飛び始めた。県版レッドデータブックで、絶滅危惧ＩＢ類に指定されている希少種。１７日は町内外から見物客が訪れ、湿原を散策しながら観察していた。

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【写真】高鍋湿原で飛び始めているハッチョウトンボ＝１７日午後、高鍋町上江